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自動車保険配布スキンパーツ1 名経営者は木鶏なり

いまだ木鶏たりえず

先日、連勝を止められた白鵬が記者に漏らしたこの言葉。

双葉山の名文を借用したカタチですが、若いのによく知っていますね(当たり前か)。

朝青龍には似合いませんが・・・

さて、その白鵬が連勝街道を突き進んでいた時期に読了したのがこの一冊。

『あなたの会社の強みを活かしなさい』 小山昇著 生産性出版

いや、これ良かったです。

もっと早く読めば良かった(汗)。

実はちぇりーさん、3月の師匠の実践塾の際、オススメされて購入していたのですが。2ヵ月以上積読状態で放置していました。

その理由は、気が進まなかったんでしょうね。

というのも、小山さんの著作は、2年前に

  『強い会社をつくりなさい!』 阪急コミュニケーションズ

4年前に

  『「儲かる仕組み」をつくりなさい』 河出書房新社

を読んでいましたが、ちぇりーさん、どちらも食中り気味で(涙)、十分消化できていませんでした。

そのことがトラウマになっていたのでしょうか。

ところがギッチョンチョン、今回の北陸遠征では他の荷物も多いことから、文庫本3冊に絞ろうと思っていましたが、何故か無意識に出発の直前に出張用鞄に放り込んでいたんですね。

これもご縁なのですかね。

印象に残ったフレーズをメモから抜き出してみると、こんな感じです。

  人間は神様でないから、動機は不純でもいい。しかしながら、結果はきれいでないといけない。清い結果を出せるなら、動機は不純でもいい。<p48>

  都合の悪いことをやらない人がまともです。勘違いされやすいが、やりたくないことはやらなくていい、と言っているわけではない。多くの人は、やりたくないことを強制的にやらされたほうが、結果として成長していく。<p49>

  多くの会社の社長は、聖人君主であらんとします。社員はそんなことを求めていません。社員が求めてるのは、定年退職するまで会社がつぶれない。社員はそれを前提に家を買ったり、子供を学校に行かせます。<p66>

  人間は、前提になるものがないと考えられないです。考える行為を、頭で無から有をつくるイメージでとらえる人が多いが、それは違う。過去に体験したことを思い出す時間を「考える」という。<p67>

  マーケットには「お客様」と「ライバル」しかいない。にもかかわらず多くの会社の会議は、参加者が自分の意見を主張します。・・・・・・会社が低迷したり、赤字の頃は五番の「自分の考え方」だけで会議を進めていました。数字で現実を把握しない会議は、もはや会議ではなく、怪しい「怪議」これはやるだけ無駄です。少しまともな会社になって、数字をもとに会議を進めてます。<p77~p79>

  マーケットが小さくなれば、競合から競走の関係になります。共存できないのに、同じ感覚でいるのは危ない。その認識がなければ、ライバル会社に飲み込まれてしまいます。<p89>

  経営で重要なのは、粗利益額が増えるなら、経費が増えて、経常利益が減ってもいい。なぜか。将来のためにお金を使うからです。<p136>


それにしても、一読して感じたことは、ここまで自社をあからさまにするのは、相当な自信というか確信がないとできないぞ、ということ。

そう言う意味では、小山社長の論旨は全て実体験に基づいたものですから、説得力がありますよね。掲載されている組織プロフィール(約90ページ分のボリュームです!)も大変参考になりました。

小山社長は、机上の人間学ではなく、実践を通してそれを身につけられた、真の人間通なのかもしれませんね。

その経営者としての姿は、まさに木鶏のようです。

ちぇりーさん、木鶏にはほど遠い現状ですが、目標は高く掲げて前進ですね。

そんな中、本日は19時~、ショールームにて初めてオープンの事業説明スピーカーを担当します。

クローズ設営では、何度もやってきましたので、自然体で臨みたいものです。

少しでも参加される皆さんに気づきと元気を与えられますように。

ではでは。

by cherrylayla | 2009-05-25 04:50

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