2008年 07月 20日
シニアの国から来たホワイト・シャーク
いや、俄然面白くなってきましたね。
ロイヤルバークデールの全英オープン。
グレッグ・ノーマンが単独首位ですよ!
この状況、誰が予想できたでしょうか?
タイガー不在で盛り上がりが心配されましたが、その穴を十二分に埋めるグレッグ・ノーマンの活躍ですね。
50代パワー恐るべし。
現役アスリートですから、もちろん日々節制されているのでしょうが、均整のとれた颯爽とした姿は、全盛期と変わらないのも凄いことですね。
ところで、ちぇりーさん、今回初めて知ったのですが、奥さまはクリス・エバートさんなんですね。
クリス・エバートさんといえば、その昔(中学生時代かな?)、テニス雑誌の付録のポスターを部屋に貼っていた思い出がありますね。
当時はアイス・ドールから、ロイド夫人となったばかりで、イメチェン中?の頃だったと思うのですが、その凛とした雰囲気は印象的でしたね。
おっと、得意の脱線が始まりそうですね・・・汗
そのグレッグ・ノーマンといえば、思い出すのが、大好きな夏坂健さんのエッセイです。
『ゴルフの虫がまた騒ぐ』(二見書房)のp93に収録されている“シングル・ママの自慢の息子”というエッセイ。
グレッグ・ノーマンの全盛期に書かれた作品だと思うのですが、その生い立ちと魅力について、楽しく伝えていただいています。
シングル・ママというのは、お母さんが、地元の競技会で年間に何度も優勝するほどのスーパー・シングル・プレーヤーだったんですね。
クリケットに始まり、フットボール、ラグビー、水泳、陸上競技と州の代表クラスの運動レベル、学業もトップクラスで、エリートである空軍のパイロット養成学校に進んだグレッグ・ノーマン。
天は二物を与えていたようです。
そんなグレッグ・ノーマンをゴルフの道に誘い込んだのは、もちろん母上様なんですね。
「ねえグレッグ、ゴルフをやってごらん。人生が楽しくなるよ。」p95
夏坂健さんも、“蠱惑的な響き”と表現されていましたが、素晴らしい誘い文句ですね。
「悩んだときだけ相談にのるよ。ゴルフは頭を止めた回転競技だってことを忘れないで」p96
母上から、こんなアドバイスを与えられたグレッグ・ノーマンは、クラブを握った20ヶ月後には、ハンディ0のスクラッチ・プレーヤーになっていたそうです。
☆ものが違うわけですね。
ジェット戦闘機のパイロットとして空軍入隊する直前に、承諾書にサインするのを断り、ゴルファーとしての道を選択したグレッグ・ノーマン。
母上様の導きと、自身の究極の選択があるからこそ、こうやってロイヤルバークデールでの雄姿を楽しませていただけるわけですね。
「なにが私を夢中にさせたのか、その正体はよく承知している。それは“難しすぎるおもしろさ”とでも表現したらいいか、ゲームに潜む底知れぬ複雑さと知的な深さが、すっかり私を魅了してしまったのだ。もしゴルフが簡単なゲームだとしたら、私は三日でクラブを投げ出していたと思う」p96
一人の天才アスリートを誘った、ゴルフの魅力ですね。
明日の最終日、18番ホールではどんな表情でフェアウェイを歩いているのか?
☆マスターズ中継のオープニングテーマみたいな内容ですみません・・・汗
青年時代の自身が語る通り簡単なゲームではありませんので、その展開は読めませんが、ちぇりーさん、急遽グレッグ・ノーマン応援団として、夜はテレビの前に齧りつきなんでしょうね。
先日のカキコの通り、ホント、週末はロイヤルバークデールになってしまいました(苦笑)。
それにしても、今回のグレッグ・ノーマンの活躍は刺激になりますね。
一まわりも若輩者のちぇりーさん、弱音なんて吐いていられませんね。
元気をいただき、ツイてる!
そして、グレッグ・ノーマンさんへ。
“3度目のクラレット・ジャグは、目の前だ!”
ではでは!
by cherrylayla | 2008-07-20 05:13