2007年 07月 15日
上司の哲学
ちぇりーさんの周辺では、思ったほどの被害もなく、やれやれといったところです。
☆一番の被害は、オフィス1Fトイレの換気扇から雨が降り込んで、トイレが水浸しになってしまったことですね。雑巾がけで済んだのは、不幸中の幸いとしておきましょう!
皆さんの周りは大丈夫でしたか。
関東東北方面の皆さんは、引き続きご自愛くださいませ。
さて、昨晩は早めの夕食で9時半過ぎにはバタンキューモード。
早く寝過ぎたせいか、2時過ぎに自然に目が覚めてしまいました。
思ったほど、風雨が強くないことを確認して、TVをつけると、台風の進路が東寄りに変わっていました。
せっかく早起きできたので、ストレッチ、まとめ事をはじめルーティンをこなした後、予定通り積読リストから、1冊を選択。
ブックオフの105円コーナーに鎮座していたこの一品です。

『上司の哲学』 江口克彦著 PHP研究所
いやあ、イッキ読みでした。
オモシロイ!
気づけば手帳がメモでビッシリです(笑)。
幸之助さんに関する江口さんの著作は、『成功の法則』を昨年読んでいましたが、エピソードはかぶるところがあるものの、良いモノは何度読んでも良いという典型ですね。

『成功の法則』 江口克彦著 PHP文庫
特にハーマン・カーンのエピソード(上司の哲学・P49、成功の法則・P136)は感涙モノです。
今回このエピソードは、既知にもかかわらず、やはり涙腺が弛んでしまいました・・・涙
江口さんが幸之助さんの側についてから3~4年目のとある日、当時話題になっていたハーマン・カーンというアメリカの学者さんが幸之助さんに会いに来ることになって、
『君、ハーマン・カーンという人を知っているか?』
と若き日の江口さんにたずねました。
幸之助さんからの質問に対し、たまたまハーマン・カーンを知っていた江口さんは、得意げに?待ってましたとばかり、
「はい、ハーマン・カーンという方は、21世紀は日本の世紀だと言っているアメリカのハドソン研究所の所長で、未来学者です。」
と答えました。
幸之助さんは、「そうか」とうなずかれたそうです。
ところが、またその翌日、幸之助さんは、江口さんに全く同じ質問をされました。
江口さんはアレッと思われたのですが、まるでテープレコーダーのように、また同じように応えたのです。
そして、そのまた翌日、幸之助さんは、またまた全く同じ質問を江口さんにしました。
流石の江口さんも、なぜ覚えてくれないんだと腹を立てたのですが、憤りを抑えて3度目の同じ回答をされたんです。
そして、その日の夕方、江口さんはふと気づいたのです。
”幸之助さんは、私に質問したことを忘れていたのではなく、私の説明不足を気づかせるために3度も同じ質問をされたのでは?そうであれば、もっと詳しく調べなければ ・ ・ ・”
江口さんは、すぐ書店に走り、600ページにもわたるカーン氏の「西暦2000年」という著作を手に入れ、内容の概略を記録用紙に3枚にまとめ、、また多忙な幸之助さんのことを案じ、まとめた記録を朗読してテープに吹き込みました。
気づいたら夜が明けていたそうです。
徹夜明けの昼食時、幸之助さんは4度目の質問をされ(笑)、江口さんは心弾む思いで、30分ほどかけて熱心に説明し、幸之助さんもそれに応えるように熱心に耳を傾けてくれました。
ところが、吹き込んだテープのことをすっかり忘れてしまっていた江口さんは、別れ際になって、車に乗り込む幸之助さんに何とかテープを渡しました。
幸之助さんは、そのテープを、車のシートに置き、車は走り去りました。
江口さんは、しっかり説明できたため、その後もテープのことはすっかり忘れていました。
☆それだけ充実感があったんですね。
そして翌朝、幸之助さんを出迎えると、車から降りた幸之助さんは、江口さんの顔をじっと見つめ、にっこり笑うと、次の言葉を伝えたのです。
「君、なかなかいい声しとるなあ」。
☆感涙!これぞ、経営の神様の神髄。
もちろんその一言は、
「君、よく気づいたなあ。よく努力して、ここまで調べてくれたなあ。内容も良かったぞ。ほんま、ありがとう。」
そういう意味だったのですね。
ちぇりーさん、かなりアツクなって長々カキコしてしまいましたが、こんな上司の下で働く部下は何と幸せなんだろう。そして、こんな部下を育てられる幸之助さんは、何と凄い経営者なんだろうと思わずにはいられません。
社員さんの皆さん。
歩みが鈍いBOSSですが、きっと成長してみせますので、これからも一緒に歩んでいきましょうね。
やはり良書って凄い!としみじみ感じるちぇりーさんです。
夜も何か1冊読んでみよおうっと!
それにしてもこれが105円ですから(その他、感涙のエピソード、気づきが満載です!)、やめられませんね。
ではでは!
by cherrylayla | 2007-07-15 16:46


