2015年 10月 03日
良い聴き手と『やまあらし』
シルバーウィーク前半でしたでしょうか。
家族四人(両親と山の神)で出かけたちぇりーさんの苦手なスポットから帰宅する途中、たまたま聴いていたFM番組で、思わず頷いてしまう話がありまして・・・
発言主は、音楽評論家の萩原健太さん♪
拙い記憶とググってみたインタビュー記事の内容をまとめると、こんなお話でした。
・ポップミュージックの聴き手のレベルが低すぎる
・良い聴き手がいないと、良い音楽が生まれない。
・ハードリスナーが減って、なんとなく聴く層が大半を占めている
・最近の音楽にオリジナリティが欠如しているのも、ハードリスナーの減少が原因
・ミュージシャン、制作スタッフが良い聴き手じゃないから、自分の音楽が良いかどうか理解できない
・怠惰なリスナーの存在が、音楽シーンを酷くつまらないものにしている
ちぇりーさん、これ、ホントそう思います。
何を音楽のことで、真面目臭く、乱暴に語っているんだと思う方もいらっしゃるかもしれません・・・
しかしながら、自身を振り返ると、中学生の後半から大学時代まで、毎日、ポップミュージックばかり聴いていました。
ナガラ族でしたから、一日に5時間くらいは向き合っていたかもしれません。
これは大げさでなく、実際、イヤホンでカセットテープにダビングした音源を聴きながら、毎日ベッドに入っていましたので・・・
まあ、思春期から学生という、時間に融通が利く立場だったからこそのなせる業でしたが、受験勉強中もナガラ族で通していましたので・・・進学先はその結果という話も・・・自爆
まあ、人間の記憶なんていい加減なものですから、盛っている部分もあるかと存じますが・・・(^_^;)
その記憶が、我ながらいい加減だなあと思ったのは、残りの人生8,931日目の本日ご紹介する作品は、記憶では中学3年の時に出会ったと思っていたのですが、どうやら高校1年生の冬だったんですねえ・・・(・へ・)
☆『Porcupine(やまあらし)』 Echo & the Bunnymen 1983
当時大好きだった彼らの3枚目のスタジオアルバムです♪
中心人物である、イアン・マッカロクのオンリーワンなボーカルスタイルとウィル・サージェントのカッティングギターが魅力でしたが、特にこのアルバムは、曲も秀逸で、聴きまくったという印象です(*^。^*)
☆おお、二人とも若い♪
特にちぇりーさんのお気に入りは、オープニングの「The Cutter」から「Back Of Love」、「My White Devil」に続く、怒涛の名曲3連発♪
いやいや、素晴らしいですねえ♪
彼らがプチブレイクした後、あのU2が世界的に大当たりする訳ですが、バニーメン派のちぇりーさんとしては、その活躍を苦々しく思っていたことをカミングアウトしておきましょう・・・ちっちぇー
いや、U2のアルバムも、アナログで名盤『WAR 闘』を持っているんですよ。
この後、彼らは、『焔』、『ヨシュア・トゥリー』と、権威を確固たるものにしていくわけですが、ビッグネームになっていく流れの中で、メロディアスなカッティング奏法は、エッジの代名詞のような扱いになっていくわけで・・・
☆こちらがエッジさん
いやいや、彼に影響を与えたのは、バニーメンのウィル・サージェントでしょ♪
実際、ちぇりーさん、『焔』までは聴きましたが、それ以降は、何だか説教臭いというか、愉しんで聴けないバンドになってしまったんですね・・・ホント、ちっちぇー
おっと、話が大脱線・・・(^_^;)
興味がない方には、何の話や・・・なんてとこでしょうね・・・<(_ _)>
ちぇりーさん、彼らの作品は、デビュー作から5枚目までと初期のベスト盤の計6タイトルアナログ盤で持っております。
その中からの本日の1枚ですから、これは是非通して聴いていただきたい♪
https://www.youtube.com/watch?v=iudtv6ZhYBU
30年以上前の音源とは思えないほどのセンスの良さをご理解いただけますでしょうか(^o^)丿
懐かしいだけに、ついついアツくなってしまいましたが、こういう良質なポップミュージックを、鬼のように聴いて耳は養われるんだと、ホントそう感じています♪
まあ、それで稼げるのかとか、そういう話ではありませんが、少なくとも人生を有意義に愉しく生きることができているのも、その経験が今になって活かされていると思わずにいられません。
まあ、別にこれは音楽を聴くことに限った訳ではありませんので・・・
萩原健太さんの発言を耳にして、ついつい採りあげたくなってしまいました・・・(*^。^*)
これで、土曜版で紹介できるのも残り6回かあ・・・
引き続き、しっかり吟味してまいりましょうか♪
その前に、久しぶりに彼らのアルバムを聴いてみようかな(*^^)v
もちろんアナログ盤で♪
ではでは。
by cherrylayla | 2015-10-03 03:58