2013年 11月 30日
愛の表現方法・・・芸術は爆発だ!
そして、ちぇりーさん自身、太郎さんのことが大好きなんだなあと確信できたような1冊です<(_ _)>
95.『芸術は爆発だ! 岡本太郎痛快語録』 岡本敏子著 小学館文庫
岡本敏子さんの作品は、以前、『奇跡』を読了した際、物語を通して、・・・一人の女性が一人の男性をrespectしながら愛するって、なんてすてきなんだろう・・・と強烈な印象を持ったことを記憶していますが、こちらはエッセイとしてその愛の姿が展開されています。
☆読了直後はこんなことカキコしていましたね・・・(^_^;)
『2012年2月はこんなご縁を・・・その1』→ http://cherrychan.exblog.jp/15502287/
岡本太郎さんご本人については、過去にこんなカキコをしていましたが、ちぇりーさん、その魅力に気づいたのは、実はそんなに昔のことではないのです・・・<(_ _)>
☆『岡本太郎生誕100年企画展『顔は宇宙だ。』』
→ http://cherrychan.exblog.jp/14587422/
☆『芸術は爆発だ!』
→ http://cherrychan.exblog.jp/14594574
そういう意味では、土門拳さんも同じパターンかもしれませんね。
さてさて、こちらの文庫本に痛快語録として収められているフレーズは、稚拙を承知で表現するなら、
生命力漲る哲学
といったところでしょうか!
本職?そんなのありませんよ。バカバカしい。もしどうしても本職って言うんなら、『人間』ですね。・・・・・・p64『眼 ――― 美しく怒れ』
こんな調子ですから、まさに「痛快」ですよね♪
特に第2部の『岡本太郎の恋愛論』は、元気をいただけます(^o^)丿
よく政治家や実業家が、年をとって、功成り名をとげると、「今日あるは女房のおかげだ。感謝しとるよ」なんてうそぶく。若い時代はさんざ好き勝手なことをやって女房を泣かせ、人間扱いしなかったくせに。今さら、いい子になって。しかもその上にまだ女房を栄光のダシにする。無神経なヤツラだ。女房を安息の地ぐらいに思ってるのだ。ああいうところに日本の男性のいちばんキタナイ面があらわれる。だが女はそれをも許し、黙って支えている。・・・・・・p104『岡本太郎の本・3・神秘日本』
う~ん、私の履歴書の筆者に届けてあげたくなるようなフレーズですね・・・(^_^;)
あっ、ちぇりーさんの場合は、神様として扱っておりますので・・・自爆
私は男女が同じとは思わない。女と男とは異なった二つのポイントから世界を眺めかえしているのだ。男の見る世界と女の見る世界とは彩りが違う。男だけ、女だけでは、世界観は成り立たない。存在であり得ない。双方の見方、感じ方、生命感をぶつけあい、挑みあい、渾然とからみあってはじめて本当の世界をつかむのだ。
だから私は男女同権ではなくて、男女一体だと言いたい。異質だからこそ、互いに惹きあい、また与えあうのである。矛盾をぶつけあいながら、一体なのである。・・・・・・p128『にらめっこ』
なんとも艶めかしい文章ですよね<(_ _)>・・・こんなフレーズが出てくるようになるには、どれだけの女性と交わる必要があるのでしょうか・・・はは~<(_ _)>
恋愛っていうのは、必ず片想いなんだよ・・・・・・p134
そういう意味では、ちぇりーさん、恋愛ばかりしてきたような・・・(@_@;)
太郎さんの熱い言葉に、敏子さんの愛溢れる解説がエッセイ風に綴られていくのですが、解説といえば、巻末の解説も秀逸でした。
美術評論家の倉林靖さんという人物によるものでしたが、これも読む価値がありますね♪
1999年に書き下ろされた文庫本ですが、太郎さんの入門編としてもオススメです!
そうそう、ちぇりーさんの手元にある太郎さんの関連本は、こんなところでしょうか・・・(^_^;)
どれも、大推薦の作品ばかりです(^o^)丿
興味を持たれた方は是非是非・・・そしてちぇりーさんと語りましょう(*^。^*)
そして、残りの人生9,603日目の本日は、午前中は外部研修を継続受講している社員さんの報告会、午後からは待ちに待った『ハゲタカ映画版』鑑賞会、夜は愉しいカレー蕎麦懇親会です(^o^)丿
こんな愉しみを享受するために、日々是積み重ねなんですよね<(_ _)>
本日もすてきな1日に仕上げられますように♪
ではでは。
by cherrylayla | 2013-11-30 03:58