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自動車保険配布スキンパーツ1 間抜けの構造

昨年に師匠が、今月に入って丙午同年経営者の山田さんと、毎日ブログを楽しませていただいているお二人が、揃ってコネタにされていたので、これは読んでみないとと思っていた1冊。

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11.『間抜けの構造』 ビートたけし著 新潮新書

ちぇりーさん、たけしは数少ない好きなお笑い芸人の一人ですが、著書というと、おそらく中学生時代に読んだこちら以来かもしれません・・・苦笑

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『ツービートのわッ毒ガスだ・・・ただ今、バカウケの本』 ワニの本―ベストセラーシリーズ

懐かしいなあ♪多分処分しちゃったと思いますが、この本売れましたよね!・・・バカウケという言葉も最近聞かなくなったなあ・・・苦笑

おっと、早くも脱線しそうですので、早速マーカー部分をご紹介します。


  いずれにせよ間抜けなやつに共通しているのは、もう一度言うけど自分がどんな状況にいるのか客観的に見ることができない、ということ。<p21>

  ☆これが、分かっていても、なかなかできないんですよね

  その空気みたいなものがなんでわかるかというと、客の目というか匂いでなんとなくわかる。それをおいらは「会話の運動神経」と呼んでいるんだけど、それがわかるまでにはある程度経験が必要になる。<p52>

  ☆京都の師範は、まさにこの「会話の運動神経」に長けている人と言えますね

  高座というのは、よくできている。もともとが、お寺でお坊さんが説法するところだったわけだろう。お坊さんのありがたい話を聞かせるための舞台装置として、文字通り一段高くした。<p82>

  ☆いやいや、これは、知りませんでしたね・・・知識が一つ増えました!

  “間”が悪い人というのは、話をしている途中で息を吸っちゃう。息継ぎが下手なの。自分の頭の中で、「この話のどこで息継ぎをするか」を考えていない。<p88>

  ☆「会話の運動神経」が低いちぇりーさん、参考にしたいと思います!

  だから、生まれた“間”が悪かった、ということはあるんだよ。才能と実力もあるけど、最後まで時代との相性が悪くて、世に出ることができなかった、なんていう人はどの分野でもざらにいる。<p119>

  ☆これについては、なるほどと思う一方で、違和感を覚えましたね。狭い価値観で考えると、そうかもしれませんが・・・

  アートというのは、職人芸からの解放なんだ。それができるのが芸術家。ところが職人というのは、自らの職人芸でアートを封じ込めるという。その戦いというか、しのぎ合いみたいなところがあるんだよ。<p122>

  ☆これを経営に照らして考えてみると・・・経営はアートだ、なんて論を聞いたことがありますが、ちぇりーさんの場合、凡人(凡人以下?)が経営に携わっているわけで・・・やはり、戦ってはいけない人種のようですね(苦笑)

  結局、人類の進化というのは、何人かの一握りの天才が引っ張っているだけなんじゃないかな。・・・・・・その他大勢の人間は、それに乗って生活しているだけ。そのことを忘れない方がいいと思う。・・・・・・そういう危うい土台の上に、我々は立っているということを忘れちゃいけないよ。<p124>

  ☆ついつい傲慢になりがちな現代人・・・まさにちぇりーさんが代表選手なわけですが、こういうところからも、感謝の念を忘れてはいけませんね!

  大陸から輸入してきたものなのに、「峠」とか「辻」とか、オリジナルの漢字まで勝手につくっちゃってるのが日本人らしい。中国がいろいろ日本のキャラクターをパクッたって文句言ってるけど、中国に、「おまえらこそ、漢字をパクッただろ!」と言われたら大変だ。使用料をとられたら、たまったもんじゃない。<p148>

  ☆いやいや、これって強ち冗談じゃないかもしれません・・・4,000年の歴史を盾に、必要な場合、元寇を持ち出す方々ですから・・・( ̄◇ ̄;)・・・それにしても、たけしらしい、流石の着眼点ですね

  これからが正念場なんだけど、国としてどこまで踏ん張れるかというと、おいらはあやしいと思うね。・・・・・・「日本人の心の奥には武士道がありまして」なんて言うやつはインチキだよ。新渡戸稲造の『武士道』をちゃんと読んでる映画監督なんてほとんどいないんだから。<p153>

  ☆たけしは日本の近未来に悲観的なようですね。『武士道』への言及もしかり・・・確かに、30年ほど前に、当時の新五千円札が発行された際、無名の偉人が採用されたという記事が新聞等で扱われていた記憶が蘇ってきました・・・所詮、戦後の日本人なんて、こんな程度なのかもしれません・・・(T ^ T)

  理由がないと、人間は動けないんだけど、一番肝心なことは絶対にわからない。それはこの世界に生まれてきた理由だよ。・・・・・・でも人間は弱いから、なにか理由がほしくなって、それが本当かどうかわからなくても、宗教や占いをとりあえず信じようということになる。・・・・・・だからこそ、人生というのは“間”だと思った方がいいんじゃないか。我々の人生というのは、生きて死ぬまでの“間”でしかない。・・・・・・「生と死」というよくわからない始まりと終わりがあって、人生というのはその“間”でしかない。

  ☆最も読み応えがあったのが、こちらの最終章。たけしの死生観が垣間見えて、興味深かったですね!最後が肯定的な表現で終わるのも、印象よく読了することができました。


それにしても、ちぇりーさん、たけしをよく見ていたのは、文化人になる前の姿。カミングアウトすると、映画さえ一作も観たことがありません。

そんな中、著書を読む機会を運んでくれた、師匠と山田さんに感謝!

はい、残りの人生9,909日目の本日も、間抜けを自覚しながらも、顔晴ってまいりましょう!

ではでは!

by cherrylayla | 2013-01-28 06:40

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