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自動車保険配布スキンパーツ1 争うは本意ならねど・・・ノンフィクションの真髄、木村元彦

昨日、タイトルだけご紹介させていただきました。

サッカーというスポーツに、そして、腐りきった既存の組織、既存のメディアに興味がある方、そして、こんなに勇気と誇り高き人々がいるんだと感動したい方は、必読だと思います。
☆ある意味、沖縄を愛する人たちにも・・・

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『争うは本意ならねど  ドーピング冤罪を晴らした我那覇和樹と彼を支えた人々の美らゴール』 木村元彦著 集英社インターナショナル

ちぇりーさん、ノンフィクションが好きだから、オススメしているわけではありません。

ノンフィクション作家といえば、あの力作『あんぽん』で楽しませていただいた佐野眞一さん、ハシシタ問題でエライ目にあっていますが、方向性はともかく、あの取材力をこのまま錆びつかせてしまうのは勿体無いですね・・・しかしながら、今回の場合、何のための取材なのかというところが、うまく伝わってこないのが残念ですね・・・

PC遠隔操作による冤罪も毎日のように報道されていますが、どの世界にも冤罪はなくならない・・・

しかしながら、責任ある立場の人間が、しかも影響力のある人間が、自分の非を認めず、罪のない人間を陥れるという卑劣な行動には、情状酌量の余地はありません。

読了したばかりなので、冷静さを欠いていますが、この本の内容が本当なら(本当なのでしょうが・・・)、我那覇和樹選手のとった行動は、日本サッカー界にとって、殿堂入りクラスの貢献度です。いや、浦和レッズのチームドクター、仁賀定雄さんをはじめとする冤罪を証明してくれた皆さん全てが、日本サッカーを救ってくれたんですね。

確かに、彼らがいなければ、なでしこジャパンのW杯制覇をはじめとする、日本サッカー界の躍進も夢物語だったかもしれません。

その仁賀ドクターが、全てのチームドクターの心を代弁するかたちで述べられたフレーズがすてきです。

  僕たちは選手の病気や怪我を治すのが目的でチームドクターをしているんじゃないんです。選手たちがサッカーをして少しでも幸せな人生を送れるよう、そのために治療をしているんです。・・・・・・<p217>

何のために仕事をするのか、ここでも学ばせていただきました。

印象的なフレーズといえば、あとがきに紹介されていたオシムの言葉。

  戦争から学んだなどといったら戦争が必要になってしまう<p299>

戦争だけでなく、震災からも、政治からも、歴史を振り返れば、我々人類は、数限りないほど、学ぶ機会を得てきたはずですね。

そのあとがきの最後には、ゲーテのこんな力強い言葉が記されていました。

  財産をなくしたら、また働けばよい。名誉を失ったら、挽回すればよい。しかし、勇気を失えば、生まれてきた価値がない。<p301>

日々、勇気を振り絞って行動できているか・・・こちらも自戒を込めて振り返らないといけませんね。

それにしても、著者の木村元彦さん、今回も見事なゴールを決めてくれました!

木村さんといえば、『誇り』『悪者見参』『オシムの言葉』という、「旧ユーゴサッカー三部作」でも楽しませていただきましたが、その真摯な取材姿勢と労力には、本当に頭が下がります。

そんな、木村さんが、こんなことを記されています。

  自戒も込めて書くが、もうこの2007年のドーピングをめぐる事件を「我那覇問題」と記すことに終止符を打つべきである。何となれば、責任をはっきりさせるならば、これは「青木問題」であり、「鬼武問題」であり、「川淵問題」であるからだ。<p266>

そして、今一度、我々一人ひとりが自戒を込めて思い知らなければいけないことを、この冤罪を証明してくれた立役者の一人、浦和レッズの仁賀定雄さんが残してくれています。

  ・・・・・・マスコミは絶対に信じてはいけない。それは常識です。・・・・・・<p109>

ちなみに、この本の収益の一部は、冤罪を晴らすため、個人で数千万円を負担された裁定費用を援助するための「ちんすこう募金」の一環として、我那覇選手に送られますので、興味をもたれた方は、是非とも書店ならびにAmazonで新品を手に入れてください!

それにしても、改めて知らないことがたくさんあるなあ・・・

そういう意味では、昨日もホントにすてきなご縁をいただきましたね・・・こちらは改めて(笑)♪

はい、本日も顔晴ってまいりましょう!

ではでは。

by cherrylayla | 2012-10-25 07:27 | Comments(0)

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