2012年 07月 12日
昇龍道は何処へ?
中国からのツアー 控える方針
観光立国日本のドル箱と思われていた中国からの団体観光ツアーが、不採算のため、今後取り扱いを控える旅行会社が相次いでいるというニュースです。
市内を歩いていても中国系の方々が目立つ昨今、首都圏や関西圏、観光地等は、名古屋エリアの比ではないのでしょうね。
☆一時、愛知県はブラジル系の方で賑わっていましたが・・・
そんな中部地区でも、官民一体となって、中国から観光客を招こうと、昇龍道プロジェクトを打ち出し、インバウンド需要を取り込もうというところだっただけに、今回のニュースは冷や水を浴びせられた格好ですね。
ちなみにNHKのネットニュースによると、
・中国からの団体の観光ツアーを扱う日本の旅行会社の70%以上が、「採算が合わない」として、取り扱いを中止したり、今以上の取り扱いを控える方針である
・背景には、団体ツアーを仲介している中国の旅行会社から、価格を低く抑えるよう求められ、利益を出せなくなっている実態がある
なんて状況なんだそうです。
これには、中国側の規制にも要因があるようで、現在、日本の旅行会社は、中国国内での営業活動を原則として禁止されているため、中国の旅行会社を介し、その指定した価格で中国からの団体ツアーを請け負っているそうなんです。
これでは、トータルコストダウンができませんよね。
その結果、
団体ツアーを仲介する中国の旅行会社どうしの競争は年々激化していて、例えば東京・大阪5泊6日のツアーの価格は、5年ほど前まで10万円前後でしたが、最近は半額の5万円ほどになっているということで、その要求を実現するには、ホテル代や移動費などを切り詰めるとともに、利益率も圧縮する必要がある。
なんて、日本側は誰もハッピーになれない状況のようです。
案の定、嫌中国のネット族は、ここぞとばかりに歓迎ムード?を煽っていますが、中国ビジネスの難しさの一端を見せられたことには間違いありませんね。
中国に関しては、そのモラルや著作権等の認識の低さに批判の矛先が向くことが多いようですが、振り返ってみれば、日本も同じような道を歩んできたわけで・・・
バブルの頃は、大学生がNYのティファニーに列を作って、オープンハートのアクセサリーを買い占めたり・・・雰囲気ぶちこわしですよね・・・実はちぇりーさんも、その列に加わって当時交際していた女性にお土産を買いました・・・汗
30年程前には、名古屋では大須あたりのバッタ屋さんで、エレッセやフィラ等を代表するブランドのコピー商品(Tシャツ等)を、確信犯という立場で購入する大人がたくさんいました。
まさに、目くそ鼻くそを笑う。
大切なことは、そういう経験をした我々日本人が、どのような振る舞いをするかということ。
結局、このあたりは、家庭の教育力に行き着くのではないのかと、思ったりしています。
ん、そういう意味でも全然できてないだろうって・・・
最近、このパターン多いなあ・・・汗
梅雨空が暫くつつくようですが、心と顔は晴れやかに!
これって、空元気(苦笑)?
ではでは!
by cherrylayla | 2012-07-12 07:08