2012年 05月 03日
蔵王権現さんに導かれたご縁・・・奥さんとも戦っています
本日から泊まりがけで遠出される方も多いのではないでしょうか!
ちぇりーさん、長期予報から天気も下り坂ということでしたので、本日は当初の予定通り、何処にも出かけず、読書&構想ならびにお片づけタイムに集中したいと思っています。
その前にGW前半の振り返りを少々ということで、1泊2日の小旅行でのすてきなご縁をご紹介しますね。
宿泊したのは、関西の軽井沢とも言われる(誰が言っているかとか突っ込みは無用です)大峯山洞川温泉。
昨年の夏、天河大弁財天さんへ参詣する際、日帰りで立ち寄った温泉街ですが、ちぇりーさん、一目見て気に入ってしまい、いつか家族旅行で宿泊してみたいと思っていました。
今回、ホント思いつきで前日の夕方ネットで探してみると、良さげなお宿が空いていたので、予約して宿泊してみましたが、最高でしたね。
特にお宿は大当たりで、女性陣も大満足でした♪
☆これでミッションは大成功でしたね!
洞川温泉での楽しいひとときについては、facebookでもご紹介していますので、本日のカキコは、その道中でいただいた吉野の金峯山寺でのすてきなご縁についてということで。
☆実はさわりだけ、羅漢果アイスミルクfacebookページのコネタにしていますが・・・汗
こちらは、修験道の本山ということで、参詣するのは2年ぶりだったのですが、今回目的としたのは、特別拝観ということで秘仏の蔵王権現さんに拝謁できるからなんです。
ちぇりーさん、予想以上の迫力に、蔵王権現さんの前で10分ほど圧倒されていたら、すぐお隣でご由緒をユーモア溢れる表現で分かりやすく参拝者に紹介していたお坊さんに気づきました。
お話し(ちょっこし法話も入っていましたが)に興味をひかれ、そのまま耳を傾けていると、奥のお堂(蔵王権現本地堂)に誘われて、何と特別にお経まであげていただけたんですね。
般若心経と聴いたことにない真言でしたが、こちらも迫力がありました!
おそらくその恩恵に預かれたのは10名程だった思われますが、丁度そのタイミングで、参詣コースではなく、別行動で葛餅タイムを楽しんでいた女性陣から、そろそろ移動しようとケータイに連絡が入りました。
ちぇりーさん、もっと蔵王権現さんの世界に浸っていたい(放っておいたら、恐らく夜間拝観の時間までお堂に籠もっていたかもしれません・・・笑)という気持ちを振り切り、女性陣と合流して一路天川村へ向かいました。
☆葛餅屋のご主人に教えていただいたという裏道が最高でしたね!勝手神社の手前から参道に入り、黒滝村を抜ける道なのですが、時間的にも短縮できオススメですよ♪
さてさて、お宿に着いて、食事とお風呂と温泉街を楽しみ、女性陣が寝静まったところで、天川村の観光案内所で手に入れたじゃらん発行のパンフレットを眺めていたり、金峯山寺で買い求めた蔵王権現さんの解説本を開いて復習をしていると、何と日中、お話しをうかがったお坊さんは、金峯山修験本宗の宗務総長の田中利典さんであることが判明しました。
そして、そのパンフレットには、魅力的な笑顔の横にfacebookやってますとの表示が・・・
ちぇりーさん、せっかくご縁をいただいたので、モノは試しに御礼のメッセージとともに友達リクエストしてみると、なんと速攻でご承認いただけたんですねえ(笑)!
そんなご縁を楽しんでいると、ちぇりーさん、あることに気づきました。
その2年前の吉野参詣の約1ヶ月後、悪友ご夫妻と熊野詣をしたわけですが、その直前に予習ということで読んでいた熊野関連本の1冊の共著者が、田中利典さんだったんですねえ♪
いやいや、何だか勝手に盛り上がってしまいました。
面白かったのは、田中利典さんのfacebookプロフィール。
近代と戦う山伏です!奥さんとも戦っています(笑)
こんなことからも、ユーモア溢れるすてきなお人柄が垣間見えますよね。
ちぇりーさん、そのご縁をいただいていた共著を、一昨日の夜、再読してみましたが、いやいや味わい深いですね。
その田中利典さんは、吉野が世界遺産に認定された立て役者でもあるとのこと。
そんな利典さんが、共著者の植島啓司さん(大好きです!)と熊野本宮大社の宮司九鬼家隆さんとの鼎談で、印象深い発言をされているので、ご紹介させてください。
私たちは明治以降、キリスト教的な、欧米型の文化が優等で、日本が元々もち続けてきた文化が優等でないという価値観の刷り込みがどこかであったのではないかということです。
つまり、キリスト教やイスラム教のような一神教から見ると、そんな無節操なことをするのは無宗教なんです。あれも拝む、これも拝む、そんな無節操なことをするのは無信心なんです。信仰に真摯であれば、ひとつの神しか拝まないわけです。アラーの神しか拝まないわけです。
でも、日本人はそうではない。それは彼らと同じような価値観でものを見始めたことに問題があって、さらにいえば、人間というのはそんなに合理的でも原理的でもなくて猥雑な生き物です。僕だって陰に回れば何をしているかわからないという話です(笑)。でも、その猥雑さの中に真実があるわけですから、そこをきちっと見ていかないと、固有の文化も風土も見えてこない。<p160-161>
140年経って日本人が大事にしてきたものがズタズタになる中で、何かが変わってきた。私は、明治以降のいちばん大きな問題は帰属するものを失ったことだと思うんです。神と仏に帰属して、地域に帰属していて、日本の歴史文化に帰属していた日本人が、そういうものを失った途端にこの国はバラバラになり、行くべき先がなくなってしまったんです。<p212-213>
はい、今回再読した2年前にご縁をいただいていたのが、こちらです。
『熊野 神と仏』 原書房
おっと、本といえば、積読にもしっかり向き合わないといけませんね。
先日のGW前半では、仕事関連も含め3冊読了しましたので、後半は目標7冊で、合計10冊は読破したいなあ・・・それでも積読の山は高くそびえ立っておりますが・・・苦笑
はい、皆さんもすてきなGWをお過ごし下さいませ♪
ではでは!
by cherrylayla | 2012-05-03 06:39