2010年 11月 03日
みんなのドラッカー
最新の週刊ダイヤモンドも『みんなのドラッカー』です。
ちぇりーさん、今回購入したのは、大きな理由があります。
はい、師匠のご令嬢が紹介されているんです。
『BOSSの言霊』の読者の多くは、既に知っていることかもしれませんが、まさに『もしドラ』、野球部の女子マネージャーとして8名からなる「チームみなみちゃん」を結成!
120年の歴史を誇る名門野球部に革命的な試みを導入されたんですね。
現在は、受験勉強に全力を注がれているようですが、春にはきっと素晴らしい成果を手にされていることでしょう!
それにしても、お写真で拝見する限り、師匠にそっくりですね!
週刊ダイヤモンドでドラッカー特集といえば、ちぇりーさん、先程オフィスの書棚から10年ほど前に購入したものを取り出してみました。
『ドラッカーの大預言 日本経済は甦る!』
2001年3月3日号です。
ページをめくってみて気づいたのですが、名著『ネクスト・ソサエティ』を出版される前だったんですね。
いきなり、当時のソニーCEO・出井会長との対談で特集が始まっているところが、時代性を感じさせます。
興味深かったのは、失われた10年を、
そう断定してしまうのは、まだ早い。爆発的な成長の準備期だったということもありえる。
と、大いなる期待を持って、エールを贈っていただけていたんですね。
残念なことは、せっかくのドラッカー先生の貴重な提言に対し、国を挙げて取り組まなかったため、失われた20年となり、その出口が現在でも視界不良となっていることでしょう。
提言の中で重く受け止めなければいけないのは、
製造業への依存度を下げろ
というもの。
ちぇりーさん自身、先日もカキコしましたが、”ものづくり大国”という呪縛に囚われ?、産業構造の改革・転換を怠ってきたことは、ご承知の通りですよね。
また、日本には3つの強みがある、と勇気づけていただいていましたが、
1.急激な変化に適応する能力
2.日本には学ぶ能力がある
3.コミュニティを大事にしている
と、これらの強みを自ら放棄してしまったように感じるのは、言い過ぎでしょうか。
誤解を恐れずに言えば、1については、この国難ともいえるタイミングですから封建制も選択肢の一つというくらいの感覚が必要だと思います。
2については、学んでいる人が少なすぎること・・・先日の読売新聞の読書調査でも、一ヶ月に本一冊も読まない人が過半数を超える国になってしまいました。
3についても、実感できることでしょう。
ただ、見方を変えると、元気な人や、元気な企業は、上記の強みを最大限に活かしているんですよね。
ドラッカー先生も記事の中で、、3のコミュニティ、特に企業のコミュニティ性が急速に失われていくのではないか、ということを一番心配している点として語られていましたが、特集のオープニングが出井さんとの対談というのは、ブラックジョークだったのかもしれませんね(爆)。
今週号の『みんなのドラッカー』、お嬢様のページだけで、他は未読ですので、帰宅したら体を休めながら愉しみたいと思います。
ようし、今日でしっかり体調を戻すぞ!
ではでは。
by cherrylayla | 2010-11-03 07:22