2008年 12月 23日
学問のすゝめ
最近そんなことをよく感じます。
今回もちぇりーさん、40過ぎて初体験・・・ちょぴり恥ずかしい・・・オイオイ!
その存在は小学生の頃から知りながら、これまで手に取ったことの無かった名著。
福沢諭吉先生の『学問のすゝめ』です。
岩波の原文版ではなく、現代語訳版ですが・・・汗
『学問のすゝめ---人は、学び続けなければならない』 福沢諭吉著 檜谷昭彦訳 三笠書房
「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」
という有名なフレーズは、本を開かずとも、いろんな場面で紹介されていましたが、この本にはまいりましたね。
福沢先生も触れられていましたが、小学校の教科書として使われるのを意識していたとのこと。
正直、現代の小学生には、かなり手強いと思われますが、日本国を背負うという責任のある社会人としてあるべき姿を伝えたかった、という思いは、よく伝わってきます。
ちなみに、前述の有名なフレーズの原典は、トーマス・ジェファソンのアメリカ独立宣言文のようですね。
We hold these truths to be self-evident, that on all men are created equal on, that they are endowed by Creator with certain unalienable Rights, that among these are Life, Liberty, and the pursuit of Happiness.
(われわれは、自明の真理として、すべての人は平等に造られ、造物主によって、一定の奪いがたい天賦の権利を付与され、そのなかに生命・自由、および幸福の追求が含まれることを信ずる。—岩波文庫『人権宣言集』)・・・慶應義塾WEBサイトより転載しました
それにしても、福沢先生、時代背景を考えると、その内容はかなりラジカル(あまりこの言葉聞かなくなりましたね)です!・・・現代語訳も、かなり楽しい、というか良い意味で笑えます!
ちぇりーさん、こんな時代だからこそ、未読の方々には『学問のすゝめ』を推薦したいですね。
乱世を生き抜く上で、知らなかったでは済まされないことばかり。
真の「実学」の大切さに気づかされるこの1冊。
是非、新しい年を迎えるにあたり、お試しくださいませ。
ではでは。
by cherrylayla | 2008-12-23 09:32