2007年 12月 14日
真宗大谷派
情報ソースは母上様。
あんたの同級生のK君のお父さんが亡くなったらしいよ。今晩お通夜なんだって。
K君。
懐かしい名前。
ちぇりーさんの小・中学校の同級生です。
高校からは別々で疎遠になっていたのですが、最近名古屋に戻ってきたみたい、という噂は耳にしていました。
K君は、小さいときからリーダーシップを発揮されることが多く、社交的な男の子でした。
どちらかといえば内向的だったちぇりーさん、学力も雲泥の差。
K君は中学校では常に学年でベスト3に入っていたという憶えがあります。
そんな優秀なK君に、ちぇりーさん、子どもながらコンプレックスを感じていた時期もあったかもしれません。
でもK君との思い出は、彼の思いやりですね。
ちぇりーさん、中学校の成績は並みより少し上くらいで、部活に熱を入れながらも3年生の夏休み前までは、志望校には大丈夫と担任の先生からもお墨付きをいただいていました。
ところが、昔から自堕落なちぇりーさん、夏休みの前半で部活の最後の大会が終わるや否や、ケッタマシーンで当時の悪友と名古屋の中心街に出かける毎日。おかげで夏休み中、全く勉強をしないで過ごしてしまいました。その結果、成績は谷底に。志望校も絶対無理という烙印を押され、苦渋の決断で隣町の高校へ通うことになったわけなんです(そちらも今考えるとよく入れたものです・・・何せ入学後、最初の実力テストは360人中300番台でしたから・・・汗・・・もちろん今では良縁だと思っていますが・・・苦笑)。
そんな自堕落な受験生ちぇりーさんに、手を差し伸べてくれたのがK君でした。
当時、既に目標をしっかり見据えていたK君は、当時の名古屋地区では珍しい進学塾に通っていました。
K君は、悲惨な状況のちぇりーさんを心配して、自分が通っている進学塾に無理矢理申し込んでくれ、それこそちぇりーさんの耳を引っぱるように入試直前の冬期講習に引率(苦笑)してくれました。
ちぇりーさん、その塾に入ってビックリ。数学の問題をはじめ、全く歯が立たないのです。
もちろん、クラスは一番下で、いかに自分の学力が低いかを思い知らされました。
☆確かK君は、その塾でも一番上のクラスだったような記憶があります。
ちぇりーさん、そんな刺激を受けたせいか、入試直前に詰め込みで勉強することができ、何とかその隣町の公立高校に滑り込むことが出来ました。
中学卒業後は、恩師の先生の元へ遊びに行ったり、駅で偶然会ったりというくらいの付き合いしかなく(一度東京時代に、霞ヶ関の官庁街で乗車していた営業先に向かうタクシーから、それらしき姿を見つけ、窓を開けてK君の名前を呼んだことを思い出しました・・・それも20年近く前のことですね)、そのまま疎遠になっていたというわけです。
今回、K君の御尊父様が旅立たれたわけですが、再会のご縁をいただけたのはその御尊父様のおかげ。
通夜式終了後、思い切ってK君に声をかけると、懐かしそうに、
ありがとう。俺も、名古屋に帰ってきたから、これからも宜しく。
と、嬉しい言葉を伝えてくれました。
約四半世紀封印されていたご縁が、また開くような予感。
足を運んで本当に良かったと思わずにはいられません。
☆情報持ってきてくれた母上様にも感謝です。
年の瀬の押し迫る中、大変とは存じますが、K君持ち前のバイタリティで何とか乗りきって欲しいものですね。
落ち着いた頃を見計らって、お便りでも出してみようかな。
ちぇりーさん、大した恩返しは出来そうにありませんが、それよりも改めてK君とご縁をいただけたことに感謝、感謝。
K君、本当にありがとう。これからも宜しくお願いします。
ではでは。
by cherrylayla | 2007-12-14 07:55