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自動車保険配布スキンパーツ1 人生に効く教養としての「世界史」・・・教科書に採用して欲しい♪

受験生が罹患したB型ですが、ちぇりーさん、何とか感染せず、元気に3月をスタートしております!

期末試験が来週の木曜から始まりますが、そういう意味では、絶妙なタイミングで発症したと良い方向で解釈しましょう!

火曜日辺りから登校できるようですので・・・(^_^;)

さて、そんな中、残りの人生9,512日目の本日は、昨日お知らせしていた出口会長の新刊とは、こちら逸品♪

人生に効く教養としての「世界史」・・・教科書に採用して欲しい♪_d0004717_218975.jpg


16.『仕事に効く 教養としての「世界史」』 出口治明著 祥伝社

いやいや、これは文句なしに良書ですね♪

是非、教科書として採用していただきたい・・・切に望みます<(_ _)>

ちぇりーさん、世界史と初めて向き合ったのは、高校一年生の時だったでしょうか!

教科担当の先生から、

  世界史は流れを掴みなさい!

なんて、言われながらも、年号や登場人物の暗記ばかりに精を出していたような記憶があります。

そして、受験科目として世界史を選択することで、更にエスカレート!

「カノッサの屈辱」、「テニスコートの誓い」、「トゥールポワティエ間の戦い」なんて用語を、ちょっとカッコイイな・・・ダサイな・・・なんて感じながらも、せっせせっせと憶えていましたね♪

しかしながら、その世界史というものを5分で簡単に説明しろと言われると、固まってしまう・・・そんな情けない中年が出来上がってしまったことに気づきました(+o+)

それでも、今回の出口さんの著作で、そんな輩ともオサラバできそう・・・そんな錯覚すら抱いてしまう、効き目のある1冊だと思います(^o^)丿


  「人間はワインと同じだ」・・・・・・「どんな人も自分の生まれた場所を大事に思っているし、故郷をいいところだと思っている。そして自分のご先祖のことを、本当のところはわからないけれど、立派な人であってほしいと願っている。人間も、このワインと同じで生まれ育った地域(クリマ)の気候や歴史の産物なんだ。これが人間の本性なんだ。だから、若い皆さんは地理と歴史を勉強しなさい。・・・・・・」 ヘンリー・キッシンジャー <p4-5>  

  ・・・・・・奈良時代に女性があのように頑張れたのは、周辺世界にロールモデルがあったからだと僕は思うのです。・・・・・・日本のスタートアップにかかわるキーパーソンは、讃良(持統天皇)、藤原不比等、光明子の3人だったと僕は思っています。<p26>

  BC500年頃に地球が暖かくなって、鉄器が広く普及したという事実は、とても重要です。高度成長期が世界規模で訪れました。衣食が足れば、自ずと余裕も生まれる。ソクラテス、孔子、ブッダ、現代に名を残す偉人が一斉に現れました。<p52>

  ・・・・・・こうして植物、動物、金属と順番に支配していくうちに、人間は自然界のルールをも支配したいと思うようになるわけです。この世界をつくっているルールを支配したいと考えはじめる。それがたぶん神の誕生につながったのだろうと思います。<p62>

  中華思想について、現在では誤って、中国は世界の中心で俺たちは誰よりも偉い、という唯我独尊的な考え方である、と一般にはとらえられています。しかし本来の意味は、中国が自分から言い出したことではなく、周囲の人が勝手に中華ってすごい、中国ってすごい、と思い込んでしまったことが始まりです。<p98>

  生きるために、他の生態系と交わる、場合によっては新しい生態系に入っていく、これが交易、平たく言えば商売の秘訣なのです。<p209>

  ・・・・・・年号のことは、じつはどうでもいい。人間のやってきたことを大きな目で眺めて、将来を考えるよすがや、その視点を得ることが歴史を学ぶ意義であると思います。<p210>

  ・・・・・・しかし、そういった人間の当たり前の心情を断ち切った人口国家が、世界に二つあります。アメリカとフランス革命後のフランスです。<p274>

  余談ですが、あるヨーロッパの友人と議論をしていて、次のようなことを言われたことがあります。
  「日本に保守主義は根付いていないと思う。日本で保守と言われている人たちは、ヨーロッパの基準ではクレイジー(過激派)に近いと思う。要するに、社会を少しずつよくしようという地についた考え方が見られない。イデオロギー優先になっている。むしろフランス革命の指導者に近いと思うよ」<p284>

  西洋のGDPが初めて東洋を凌駕したのは、じつはアヘン戦争以後のことでした。アヘン戦争は東洋の没落と西洋の勃興との分水嶺だったのです。<p299>

  世界の歴史を見ていくと、豊かで戦争もなく、経済が右肩上がりに成長していく本当に幸せな時代は、じつはほとんどないことがわかります。その意味で、戦後の日本はもっと高く評価されていいと思います。・・・・・・これほどいい時代がいつまでも続くと考える方がどうかしている。ですから、いまの苦しさは、むしろ日本が普通の国に戻ったのだ、と考えるほうがいいと思います。・・・・・・世界のおおきな歴史の流れの中で、幸運の女神が五回くらい連続してウインクしたのが、戦後の日本だったと思うのです。・・・・・・人生には、何が起こるかわかりません。人間万事塞翁が馬、楽あれば苦ありです。ですから、とりわけ未来ある若い皆さんには、人生の出来事に一喜一憂するのではなく、長いスパンで物事を考え、たくましく生き抜いてほしいと思います。<p323-332>



こんな大きな流れを掴んで、興味のある分野を掘り下げていく。

そして、時には、お酒を酌み交わしながら、お互いの歴史観という智の交流を愉しむ・・・

そんな大人になるために、やはり読書の時間を確保することが、すてきな人生を全うする必要条件だということが、よく理解できました(*^。^*)

出口さん、素晴らしいプレゼントをありがとうございます♪

「三智」に厚みを施すためにも、必読の1冊と言えるのではないでしょうか(^o^)丿
『三智』と『三鏡』・・・出口会長の衝撃<(_ _)>
 → http://cherrychan.exblog.jp/19976253

ではでは。

by cherrylayla | 2014-03-01 03:58

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