2011年 08月 18日
原発を知らない子供たち
戦争を知らずに~♪ 僕らは育った~♪
ちぇりーさん、お盆休み最終日から読みかけていた『原発はいらない』(小出裕章著 幻冬舎ルネッサンス新書)を開きながら、こんな懐かしい曲を口ずさんでいました。
☆京都の師範が同じ著者の『原発のウソ』を紹介されていたのに触発されて購入してみました(笑)。
というのも、今回改めて日本で初めて原発が営業運転を開始したのが1966年と知ったちぇりーさん。
その1966年というのは、ちゃりーさんの生まれた年なんですね。
ということは、原発と一緒に成長してきた世代なんですね。
かすかな記憶ですが、小学校時代、浜岡原発を見学したようなことがあったような・・・気のせいかな・・・汗
ちなみに、その日本初の東海発電所1号機は、1998年に運転を終了し、廃炉になったものの、未だ原子炉本体の解体も始まっておらず、発電所としての完全解体・撤去も2020年(予定)ということなんだそうです。
☆着工が1960年ですから、現場レベルで60年プロジェクトなんですね!
原子炉一基、正常な状態で収束させるのに、こんな状態ですから、今回の福島第一原発の処理が如何に大変なことか、誰でもわかることだと思います。
原発がなくなって~♪ 僕らは生まれた~♪
原発を知らずに~♪ 僕らは育った~♪
もちろんエネルギー政策として、建設的な代替案は必要ですが、我々の孫世代にはこんなフレーズが当たり前であって欲しい。
そんなことを思わざるを得ない、考えさせられる1冊でした。
政府が高速増殖炉にこだわるには理由があります。それは、将来的に核兵器を製造しようという下心があるからです。<p123>
宮沢賢治は、「世界ぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はありえない」と記しました。私は、「世界ぜんたい」とは人間のみを指すのではないと思います。<p212>
ガンジーの墓碑に記されている「七つの大罪」を紹介しておきましょう。一番はじめは、「理念無き政治」です。それから、「労働無き富」「良心無き快楽」「人格無き知識」「道徳無き商業」、そして「人間性無き科学」。無定見に原発推進の旗を振った原子力関係者だけでなく、私を含めたいわゆるアカデミズムの世界が原子力政策に加担してきたことを、今後、問い続けなければならないと思っています。同時に、東京電力をはじめとする電力会社に、道徳観を失った経営は必ず破綻することを噛みしめ、原発廃絶の決断を下すよう強く求めていきます。最後は、「献身無き崇拝」です。信仰心をお持ちの方は、ぜひその教えを実践されることを期待しています。<p219>
ちなみに原発関連本ということでは、ちぇりーさん、学生時代に読んだ広瀬隆氏の『危険な話』以来というのも、自身驚いています。
これまでは、ネットからの情報に依存していたんですね。
それにしても、ホント、ニュース番組も見なくなったなあ・・・
おっと、これは、キャスター交代の問題かも・・・汗
☆早朝に、西尾アナと渕岡キャスターの姿を拝見できなくなってしまったのは大きい!
ひと様のブログですが、心洗われる端麗さをご堪能ください!
http://yaplog.jp/redredred555/category_23/
ではでは。
by cherrylayla | 2011-08-18 06:53