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自動車保険配布スキンパーツ1 『なぜ、社員10人でもわかり合えないのか』

なかなか刺激的なタイトルですが、大変わかりやすい内容でした。

わかりやすいのと、取り組みやすいというのは別問題ですが・・・

きっかけは、日曜日に届いた土井さんのBBMのメルマガ。

社長必読!という見出しに反応して、メルマガに目を通したところ、面白そうだと思い、午後から参加する会合の往復移動時間で読んでみようと、自宅に一時帰宅する途中で本屋に立ち寄り、平積みされていた本書を早速購入してみました。

  『なぜ、社員10人でもわかり合えないのか』 日経トップリーダー編 日経BP社

『なぜ、社員10人でもわかり合えないのか』_d0004717_410143.jpg


結果は、移動時間中に、アッという間のイッキ読み。

大変読みやすく、このカキコをするまでに、マーキング部分を2度再読し、理解を深めることが出来ました。

そして今、こうやって転載することでインプットは十分だと思います。


  五感を研ぎ澄ませ顧客が欲しいものは何かと徹底的に掘り下げ、その事実を組織内で深く共有していれば、そうやすやすと食いはぐれることはない。<p3>

  商品が売れたからといって、うれしいとは思いません。役に立たない商品だって売れますから。『売れているから』と安心して、顧客満足の裏にあるユーザーの不満を知らずにいたら、必ず商品は先細りになります。<p34>

  作り手同士がいくら話したって、駄目です。気を付けているつもりでも、作り手側の理屈に終始してしまう。それが経営における諸悪の根元なんですよね<p46>

  常にユーザーに関心を持っていれば、自分の仕事の殻に閉じこもることもなくなる。<p49>

  関係するものは対立するものではなく、共存するものと考えています。相手の役に立つことを常に考えていれば、必ず信頼を得られるはずです。会社と社員の関係においてもそうで、双方が常に相手の役に立つことを考えていれば、共に成長、発展するものだと思います。・・・・・・会社でも個人でも、社会に役に立っていれば、社会は、見捨てないはずです。<p60-61>

  中小企業は大企業よりも、お互いを理解しやすいというのは危険な思い込みです。むしろ、中小企業ほど注意が必要でしょう。社員が少ない分、特定の仕事を1人の社員が丸抱えするからです。特に経験が長くて、記憶力もいい人はどんどん専門性を身に付けて、その分野の『ヌシ』になってしまう<p90>

  夫は仕事をし、妻が家事をするという役割分担が明確であればあるほど、ヌシ化が進む。夫は妻がどれだけ家事で苦労しているのか全くわからず、妻が入院でもしようものなら、夫は日常生活に支障を来し、“機能不全”に陥りかねない。<p91>

  長い言葉には、逃げ口がたくさんあるんです。<p116>

  ブランドとは何か。これを明確にしなければ、ブランド力の向上をいくら考えても意味がない。<p118>

  クレームとはお客様に言われて気付いた問題<p121>

  言葉がはっきりしていないと、本人ですら何をやっているのかよくわからなくなり、時間をかけても結果らしい結果を何も出せないことがあるものです。・・・・・・だが小さな組織でも、世代や生活環境、それまで経験してきた仕事などで、同じ言葉でも異なる意味で使われることが、実は日常的に起きている。だから組織の大きさに関係なく細心の注意を払って言葉を使わなければ、コミュニケーションが阻害される。・・・・・・仕組みで動かざるを得ない大企業より、暗黙の了解に頼りがちな中小企業のほうが、仕事の進め方を変えるのは難しいかもしれない。<p125-127>

  メモを取りなさいと言うと、誰でも一生懸命に取るのですが、肝心の整理ができていない人が案外多いのです。<p136>

  掃除ができるということは、心に余裕があることです。余裕とは、周囲の気持ちを考える心の余地を持っているということ。・・・・・・さらに周囲を気遣う心の余裕は、ユーザーの気持ちをくみ取る能力にもつながります。自分の仕事で精一杯という人に、ユーザーが喜ぶ商品つくりができるわけがありません。<p156-157>

  小宮山社長は、この「無所属の時間」を長年実践している。朝4時の起床から2時間。自分が属している場所、時間を忘れて、静寂の中で人生や社会のことを俯瞰的に見つめ、ひたすら考えている。こうすると「過去・現在・未来」がよく見通せるという。・・・・・・「なぜ?」と問わなければ、現在は過去、未来と分断され、人は、現在にしか生きられない刹那的な存在になってしまう。そして、「現在にしか生きられない人間は、成長できない」。<p191-192>

  時を重ねる中で、すべてのものは必ず環境とともに変化していきます。私たちが私たちであるために、私たちをもっと根本から動かす何かがDNAではないでしょうか。・・・・・・万物が流転するこの世界にゴールはなく、あるのはプロセスだけ。<p199>


あとは、何を採り入れて実践するかですね。

ちなみに題材となったコミーさんという会社の存在、ちぇりーさん全然知りませんでした。

圧巻は、社内定義されたコミー用語集。

これだけでも、一読の価値があるかもしれません。

この手のビジネス書を久しぶりに読みましたが、超オススメです。

それにしても、今月もたいして読書量が増えなかったなあ・・・いや、まだ数日ありますから。

はい、京都往復の移動時間も活用して、もう数冊チャレンジしてみましょう!

ではでは。

by cherrylayla | 2011-04-28 04:11

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