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自動車保険配布スキンパーツ1 安普請

そんな言葉があることすら知りませんでした。

  安普請

辞書によれば、

  安い費用で家を建てること。また、そういう粗雑なつくりの家。

という意味なんだそうですが、そもそも”やすぶしん”という読みすら知らなかったんですね。

ホント、知らないことばかり。

というのも、土曜日の日経夕刊”こころ”のページの見出しにこんなタイトルが。

  安普請の戦後社会

語り手は、古井由吉さんという小説家なのですが、この方の存在も全く知りませんでした。

でも、何故か惹かれるモノがあったのか、読み始めてみると・・・

  「空襲で家を焼かれてみんなが泣いている時、それでも交わっている男女がいる。人の性欲は危機に追い込まれると増進するそうですね。ほんのちょっとしか隠れ場所のない、人の目や耳をはばかっての交わり。そこにはコンクリートの密室で感じられないエロチシズムがある」

あれあれ、熊野大神の力が呼び水になったのか、生来のエロオヤジ嗅覚が反応したのか・・・間違いなく後者か・・・苦笑

さらに読み進めていくと、こんなフレーズが続きます。

  「・・・・・・声が筒抜けの日本家屋が次第になくなり、密室のコンクリート空間ばかりに。昔の男女は人の耳をはばかりながら交わり、そこにエロチシズムがあったが、密室では色気も出ない。人々の暮らしは均質化していった。差異の中にエロスがあるのですが、差異が失われた。・・・・・・」

  「今、時間はぶつぶつに切られ、デジタル化されている。ゆったりとした会話がなりたたない。・・・・・・科学技術の進化やコンピュータ革命で機能的には便利になった分、言葉を失った。言語力のもとの脳の中枢は衰えつつある。これは世界的な問題でしょう。・・・・・・」


変化が起きるのは世の常。そんな中でも、変えて良いモノ、継ぐべきモノの見極めが必要なことは、これまた世の理。

そういう意味では、先日の熊野で過ごした時間は非日常に間違いのないところ。

現実と近未来を見据えながら、そういった非日常を少しずつ取り入れていくことで、人生の妙味を感じる場面が多くなるのかもしれませんね。

これ、大事なことだと思います。

それにしても、ちぇりーさんのカキコって、全く持って安普請・・・
☆内田樹氏はもちろんのこと、師匠や京都の粋人さんとのレベルの差を痛感しますね(涙)。

いや、これはレベルで測るモノではなく、次元で捉えることとすれば、このカキコも必然性が・・・爆

ところで、朝日記を確認したら、映画『ハゲタカ』を見に行ったのは丁度1年前なんですね。

早いなあ・・・

はい、まあとにかく、本日も楽しんでいきましょう!

ではでは。

by cherrylayla | 2010-06-06 07:34

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