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自動車保険配布スキンパーツ1 リーダーシップの神髄・・・国をつくるという仕事

本日は久しぶりに読書ネタ。

久しぶりと語るように、先日もコネタにしていましたが、読書量が増えない2010年なんですよね。

本日現在で、前年比マイナス12冊・・・まあ、闇雲に読めばいいというものでもないですが、時間配分に問題有りと気づきを得ることができました(笑)。

そして、ようやく、手に取ることができ、昨日、読了させていただいたのがこちらの1冊。

師匠をはじめご縁のある皆さんから、超オススメと勧められていた前世界銀行副総裁・西水美恵子さんの『国をつくるという仕事』。

師匠からは、田坂広志さんの解説を読むだけでも価値があるとうかがっていましたが、確かに田坂先生節炸裂でしたね。

毎度の習慣で、本編より先に読んで、頷くことばかりでした。

さて、その本編というと珠玉のリーダーシップ論でしたね。

特に唸らされたのはp154のフレーズ。

  成功の鍵は「人材育成と指導者養成。住民の内から優れたリーダーを発掘し、自発的な団結を育むこと」・・・・・・

これ、まんま企業にも当てはまりますよね。

思わず、『会社も同じ!』と本に書き込みをしてしまいました。

また、この本から如何に世界の現状を知らないのかということを思い知らされましたね。

もっと、見識を拡げ高めないといけないと素直に反省もしております。

しかしながら、この本は読み手を選ぶという印象も。

批判を恐れずに申し上げますが、ちぇりーさん、読後感はイマイチ後味の悪いものに・・・

田坂さんは、解説の冒頭で、

  読み進みながら、何度も、胸が熱くなり、

  読み終えたとき、深い感動と、静かな余韻が訪れる著作。


と表現されていましたので、本編に進むのが、否が応でも盛り上がっていたのですが、複雑な感情を持ちながら読み進むことになりました。

まあ、これは天の邪鬼のちぇりーさんの資質に起因することなのでしょう。

心の奥にあるコンプレックスかも知れませんね。

田坂さんはじめ、一流というかレベルの高い方には抵抗がなく受け容れられる表現だと思いますが・・・

それでも、著者が取り組んでこられたことの素晴らしさにケチをつける気は毛頭ありません。

これはちぇりーさんの了見の狭さと解釈していただければと存じます。
☆これぞ振り返りツール(笑)!

いつの日か、田坂さんのように、100%受け容れることができる次元の高い人間にならねばと、課題をいただいたような気もしています。

情報という意味では、世銀に対する認識が少し変わったこと。

これまで、世銀やIMFに対しては、かなりネガティブな印象を持っていました。

悪い意味でのグローバリゼーションの推進者という認識です。

本編でも「緑の革命」について触れられていましたが、その負の部分の記述については、

  持続可能な農業開発に悪影響を与えたと指摘され反省面も多いが、・・・<p164>

と表現されているだけなんです。

ちぇりーさん、以前読了した本の受け売り知識で恐縮ですが、「緑の革命」は、

食糧戦略としての穀物の生産性向上施策 → 大戦後の爆薬需要減による窒素のだぶつき
 → 窒素の化学肥料転用 → 途上国の循環型農法排除、・農薬の使用・遺伝子操作に基づく近代農法の強制導入 → 水源の必要性によるダム事業をはじめとするインフラ整備 → 小作農民の没落 → 貧富の格差のさらなる拡大

という、世銀が手先になった悪魔の革命と思いこんでいました。

実際、インフラ整備に関する土木事業や農薬等の請負先はどこかと考えると、短絡的かもしれませんが、裏の構図を想像するのは容易ですよね。

まあ、著作を通じて訴えかけているテーマは『リーダーシップのあり方』だと思いますので、枝葉末節扱いでも問題はありませんが、見方によっては副総裁として無責任とも受け取れるような・・・

おっと、やっぱり納得していないかも・・・汗

それでも、恒例の読後感の評点は、5点満点で手帳に書き込んでいますので、読み応えは十分でしたね。

重複しますが、師匠のアドバイス通り、田坂先生の解説だけでも読む価値有り。

その解説からは、下記のフレーズを抜粋させてください。

  ・・・・・・リーダーシップの原点とは、何よりも、人々に対する共感、だからである。<p294>

  世に真のリーダーが生まれてくるのは、

  野心でも、競争でもなく、

  訓練でも、教育でもない。

  人生における、人との出会い。

  そこに生まれる、深い共感。

  その共感によって、定まる思い。

  その思いに駆られるように、歩む道。

  その道を歩むことで与えられる、人間としての成長。

  気が付けば歩んでいる、リーダーとしての道。<p306>


ちぇりーさん、リーダーという志事を選んでしまった人間として、まだまだ共感力が足らないと改めて反省です。

そういう意味でも、著者の溢れんばかりの勇気と正義感に基づく実行力に学ばざるを得ませんね。

有意義な書籍との出会いに感謝!

ではでは。

by cherrylayla | 2010-03-07 06:30

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