2010年 01月 03日
連合艦隊解散の辞
一番美味しいところは、柏原選手にもっていかれてしまいましたが、十二分の結果ではないでしょうか。
母校のPRという意味では、長い低迷期間を考えると、最高に近い往路だったと思います。
復路は、まずはシード権確保を期待したいですね。
一方、ラグビーの方は、先制トライで番狂わせかとも一瞬錯覚してしまいましたが、スコア的には残念な結果に。
それでも、点差ほど実力差は無かったようにも感じました。
これで決勝は東海大と帝京大という、早慶明を欠く一般には地味目の対戦ですが、準決勝を見る限り、大学日本一を争うには最高のカードかもしれません。
対抗戦贔屓のちぇりーさん、心情的には帝京を応援してしまいますが、学生らしい気合いの漲った高いレベルのゲームを期待したいですね。
なんて言いながら、当日は仙台出張で中継を見ることはできませんが・・・汗
さて、正月スポーツもビッグイベントが落ち着き(復路があるだろ!)、気分は明日からの仕事始めモードに。
昨日、蒼穹の昴を見ることもなく、20時過ぎに布団に入ったちぇりーさん、今朝はアラームなしで3時過ぎに目が覚めてしまいました。
スイッチの入れ替えには丁度良いかもしれませんね。
スイッチの入れ替えという意味では、元旦の早朝に読了したのが、こちらの一冊。
『「坂の上の雲」と日本人』 関川夏央 文春文庫
この本、スペシャルドラマが始まる前に読んでおこうかなと思いながら、結局年末年始まで積読になっていました。
乃木希典の描き方をはじめ、司馬史観には批判も多いようですが、著者がいかに司馬遼太郎が好きなのかということが、よく伝わってきます。
秀逸なのは、内田樹さんの解説。
神戸女学院つながりなのでしょうか?
昨年ご縁をいただいた『日本辺境論』の内容もフラッシュバックしたりと、なかなか有意義な読書タイムでしたね。
改めてグッと感じたのは、原作でも紹介されている次の言葉。
・・・・・・百発百中の一砲、能く百発一中の敵砲百門に対抗しうるを覚らば、我等軍人は主として武力を形而上に求めざるべからず。
・・・・・・惟ふに武人の一生は連綿不断の戦争にして、時の平戦に由り其の責務に軽重あるの理なし、事有れば武力を発揮し、事無ければこれを修養し、終始一貫其の本分を尽くさんのみ。
・・・・・・神明はただ平素の鍛練に力め、戦はずしてすでに勝てる者に勝利の栄冠を授くると同時に、一勝に満足して治平に安ずる者よりただちにこれをうばふ。古人曰く、勝つて兜の緒を締めよ・・・と
連合艦隊司令長官・東郷平八郎が艦隊解散時に遺した有名な言葉ですが、草稿は参謀・秋山真之と言われています。
明日からの仕事始めを前に、必要な気概が全て詰まっているように感じるのは、ちぇりーさんだけでしょうか。
孫子の兵法、ランチェスター、そして戦わない経営・・・・・・
締めくくりは、まずは勝つことから・・・苦笑
はい、己に克つことからとも解釈し、明日のスタートに向け、本日を大切に活用したいと思います。
皆さんもお正月休みの締めくくりを有意義に!
ではでは。
by cherrylayla | 2010-01-03 04:45