2009年 12月 13日
偉大なるゴルフ本
『偉大なるゴルフ』 摂津茂和著 ベースボール・マガジン社
19世紀生まれのゴルフ史家の大御所。といいますか、ちぇりーさん、摂津さんとそのフォローワー的な夏坂健さんくらいしか知りませんが・・・苦笑
こちらの著作は、その摂津さんの晩年、およそ四半世紀前に出版されたものを、以前ブックオフで手に入れたものでした。
定価3,500円と少々値が張る一冊なので、古本屋さんでお値打ちに購入できたのはありがたいですね。
摂津さん、当時の日本の乱れた?ゴルフ事情に警鐘を鳴らすべく、”はしがき”でこんなことを述べられています。
・・・・・・おこがましいようだが現在の日本のゴルフ界は経済大国の思い上がりか、ゴルフ本来の素朴な精神を見失って、いたずらにアメリカ流の商業主義に溺れ、その荒廃ぶりが目に余るからで、もしこの本を読んで聊かでも今最も緊要なゴルフの本質と精神とが、ひとりでに思いあたってくれればというのが、私の偽らざる念願だからである。・・・・・・
この言葉を残された3年後に摂津さんは鬼籍に入られたわけですが、夏坂さんも亡くなられて来年で10年・・・
プロゴルファーでは、石川遼選手という華やかさと謙虚さを持ち合わせた逸材が現れました。
ゴルフ本の世界で、摂津さん、夏坂さんに続く逸材が出てくるのはいつのことやら。
気長に待つしかないのかな。
タイガーはアメリカを脱出して奥さまの故郷スウェーデンで暮らし始めるという報道も聞こえてきました。
☆結局そのネタかい!
欧州ツアーに主戦場を移しても構いませんので、4月にはオーガスタのフェアウェイを胸を張って歩く姿を見せてほしいものです。
ではでは。
by cherrylayla | 2009-12-13 12:25